2012年6月29日金曜日

怒んないで <ぼんちゃんのSS付> (エコイコ)

こちらのイラストと、
一つ前の「エーコーさんのばかっ! (エコイコ)」イラストに関連して、

ぼん助さんが激萌SS書いてくれましたーーーー!!!!


>>ぼんちゃんサイト「ALAIL」へ!!





「ごめんね?怒んないで」


先に上げた「エーコーさんのばかっ」の続きv



引き続きトレス (サンソン、グランディス、サンマリ)

昨日に引き続きトレスしてました。

私の描くサンソンあまりにも似てなさすぎて気になったので、
サンソンをトレス。

でもサンソンアニメの作画がどうも気にいらなくて、
一応はトレスなのですが、掛川フィルター全開で美化してしまってます(´゚∀゚`;)

↓姐さんはそのままトレスしても美人なのに、何故サンソンは・・・
↓ひたすらトレス&美化の繰り返し





↓そしてトレス練習の結果生まれた、
これが新生掛川サンソン


周辺には好評だったけど似てないというそもそもの問題は解決してない。

まあいっか、喜ばれたから・・・・www


2012年6月28日木曜日

ふたりはプリギス ピンチ編 <みそさんのSS付> (グランディス、エレクトラ)


先にUPした 「ふたりはプリギス」 の続編ですw

みそさんのSS付!
スクロールでどうぞ!




 
ギスブラック 「しまった!ペッパーが!」




ギスホワイト「くっ!」
ギスブラック 「ギスホワイト、あんた・・・・!?」



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エレクトラは内心苛立っていた。この状況にも、司令部のふがいなさにも。元々エレクトラもグランディスも戦闘隊員としてはかなり上位であるため、雑魚の排 除のために呼びつけられることは少ない。主にガーゴイルクラスの敵を撃破するために召集されるのだ。今回もガーゴイルが出てきたと聞かされ駆けつけてみれ ば、なんてことはない。此処にいるのは仮面を被ったスーツ姿の女と、いつもとは毛色の違うタキシード姿の仮面の取り巻きたちだった。
とはいえ、油断は大敵だ。雑魚だと思っていては、その慢心が足元を掬うこともあるとエレクトラは自分自身に釘をさした。
もっとも、横にいる黒いドレスに身を包んだパートナーはあからさまに面倒くさそうな顔をしているが。

「なぁーんでガーゴイルがいないんだよ、あんのヘタレ司令部!」
「ふふ、貴女達の相手をしているほど、ガーゴイル様はお暇でないのよ。」
「アタシらだってあんたらみたいな雑魚を相手してる暇なんてないね。」

やはり、とエレクトラはポーカーフェイスを崩さぬまま心の中で頭を抱えた。このパートナーは慢心の渦中にいる。こんなときほど痛い目に合うのだと歴史は教訓を残してきているが、きっとグランディスはそんなこと知ったこっちゃないと跳ね除けてしまうだろう。

「お喋りが過ぎますわよ、ギスブラック。早く倒して帰りましょう。」
「言われなくても解ってるよ。あんたもさっさとおし!」

エ レクトラはその白い衣装から忍ばせていたナイフを仮面の女に投げつける。かなりの速度で放物線を描く間もないままその刃先は女を餌食にするはずだった。し かし、女に到達するほんの一瞬前に何かが横切りナイフの進路を反らし、むなしくも床に叩きつけられる金属音だけが響いた。

「なっ?!」
「ちゃんと狙いな、このスットコドッコイ!」
「狙いましたわっ!」

軌道は女をしっかりと捉えていたのだ。だのに役を果たせなかったナイフは床へ転がっている。

「ふふふふふ。貴女達って本当に仲が悪いんですのね。」
「お前には関係ないよ。なりたいとも思わないしね。」
「まぁ、仲間割れしていただけるならこちらとしては願ってもないことですわ。」

ガー ゴイルに似た厭らしい含み笑いを洩らす女の手には、先ほどまでなかった鞭が握られている。これで払い落したのかと思うと合点がいった。その武器から察する に、相手のリーチはかなりある。そのため、接近するのは困難だが、一度懐に入ってしまえばこちらのもの。問題はその懐にどうやって入るかだ。エレクトラが 思案していると視界の横から勢いよく敵勢に飛び出していくグランディスが目に入った。

「ちょっとギスブラック!」
「ふん、こういうときはこれが一番なんだよ!」

グランディスは徐に胸元へ手を突っ込むと小瓶を取り出した。

「ダイレクトペッパー…!?」
「おっと、それは使わせませんわよ。」

グランディスが蓋を開けるより早く、女の鞭が小瓶を叩(はた)き落とす。無情にも床の小瓶は鞭の射程範囲内へと転がっていく。その他にもタキシードの仮面男たちはそれぞれに武装し、その銃口をグランディスへ向けている。その様子に、エレクトラは何も考えず走り出していた。

「くっ!」
「ギスホワイト、あんた…!」

エレクトラに向かっていくつもの銃口が火をふく。その一発が彼女の頬を掠めるも、足を止めることなく果敢に小瓶を拾い上げ、グランディスへ投げ渡した。

「きちんと、決めていただかないと!」
「悪かったね!……ありがとさんっ」

しっかり瓶を受け取ったグランディスは間髪入れずに蓋を開け、中身をばらまく。いつものようにどれだけ詰まっていたのか分からなくなるほどの胡椒が飛び出し、敵勢を包む。
が、以前のようにくしゃみをする者もいなければ、目がどうこうだと騒ぐ者もいない。

「…そう何度も同じ手にかかると思っていますの?滑稽ですわね。」
「じゃあこれはどうかしら?」

不敵に微笑むエレクトラの手には、火のついたライターが握られていた。

「!!?」
「ギスブラック、伏せて!!」

叫ぶとエレクトラはそのライターを胡椒の舞う空間に投げ込む。敵勢は慌てて逃げようとするも時すでに遅し、大きな爆発音が辺りにこだました。





****




「粉塵爆発とは、あんたもやるじゃないか。」

帰りの車内で、珍しくグランディスがエレクトラを褒めた。あの量の胡椒だ、爆発の規模もそれなりだった。

「ただの胡椒ではいつか対処されてしまうと思っていましたから。」
「へぇ…。しかしもっと穏便にできなかったのかねぇ、一張羅が台無しだよ。」

服はボロボロに破け、たわわに実ったその胸やくびれた腹部が露になっている自身を見て、苦言を呈す。エレクトラも似たようなもので、来た時よりもその露出部分はかなり増えていた。エレクトラは言い返す言葉もなく、帰路をただ急ぐのだった。



ふたりはプリギス <みそさんのSS付> (グランディス、エレクトラ)


この2人がプリキュアだったらギッスギスだね・・・
という如月さんのTwitter発言から生まれたこのイラストですが、
みそさんが腹筋崩壊SSをつけてくれましたwwww


みそさん作SSどうぞ!


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「全く!なんだってアタシのパートナーがあんたなんだいっ。」

タバコを咥えながら助手席で赤い髪の女が不機嫌に吼える。イラついた様子で足を組み、肺に入れた煙を勢いよく吐き出した。その様子に運転席に座る褐色の肌の持ち主は無言で全席の窓を開ける。

「そのお言葉、そのままお返しいたしますわ。」



***



つい数時間前のこと。グランディスとエレクトラは珍しく揃って同じ部屋に待機していた。普段は仲間たちと共に悪の組織ネオアトランティス撲滅のため、ノーチラス基地を拠点に活動している。しかし、この二人の相性は良いとは言えなかった。
その理由は至極簡単なもので、同じ男性に恋をしている、互いに恋敵なのだ。直接罵りあうことは少ないが、嫌味合戦は日常茶飯事で、他の隊員たちはとても恐ろしくて自ら首を突っ込むような真似はしない。
そんな二人が一緒の部屋にいるのだ。誰もそこに入ろうとはしなかった。

二 人はさして会話らしい会話もなく、エレクトラは本を読み、グランディスはネイルの手入れをしていた時だった。突然待機室のサイレンが赤く光り、事件が起き たことを知らせる。けれども、二人が普段戦闘に赴くことは殆どない。なので、サイレンの警告に次ぐ事件内容の放送に耳を澄ませても、互いに手を止めてはい なかった。
その内容を聞くまでは。

『緊急事態!緊急事態!ネモ司令官がガーゴイルに攫われた!』

ネモ司令官という名前に二人は反応し、同時に立ち上がる。
心配そうな面持ちで、放送が告げる次の言葉を待った。

『至急、エレクトラ隊員、グランディス隊員は現場へ向かってください!』



****

「司令部の奴らはほんっっとに、ネモ様以外使えないね!アタシ一人で十分だってのに。」

組んだ足に肘をつき、車外に向けてボヤく。乱暴に灰皿へ吸殻を突っ込むと、どかっと背もたれに凭れかかった。このイライラは、勿論エレクトラと組まされた司令部への恨みもある。だが、ネモのことが気にかかり、心配からの焦りもある。

「貴女一人では力不足と思ったのでしょう。賢明な判断だと思いますが。」
「あんだって?!」
「それに、わたくしのほうが戦闘経験は上です。今回の現場はわたくしが仕切らせて頂きます。」

少し冷やかに、嫌味を含めると、エレクトラはアクセルを吹かした。彼女もグランディスと同様、ネモのことを案じ、一刻も早く現場に辿りつきたい、その一心だった。




***



廃工場へたどり着くと、静かにその裏手へ車を止める。司令部によると、ここでネモは囚われているらしい。

「ここにネモ様が…。お待ちください、いまこのグランディスが助けに参りますわっ。」

颯爽と車を飛び降り、廃工場へ走っていくグランディスの背を見て、エレクトラは溜息をつく。何故自分があんな非常識な人間と一緒に組まされなければならないのか。不満はあるが、いまはそんなことを言っている場合ではない。
サイドブレーキが上がっていることを確認し、エレクトラも赤髪の女性の跡を追った。


廃工場はだいぶ長い間放置されていたようで、かなり埃っぽい。じめじめとした嫌な感じを背負いながら、二人は先を急ぐ。
やっと見つけた最奥の扉を思い切り開けると、そこには愛する男性が磔にされている姿があった。

「ネモ様!!」
「ネモ司令官!!」

二人の声が部屋に響くも、ネモは微動だにしない。揃って彼に向い走り出そうとしたその時、銃声と共に弾丸がその足元に穴を開けた。

「…君たち二人だけとは。我々も舐められたものだな。」

くっくっく、と笑い声を洩らしながら、磔の後ろから仮面をした男が現れる。この男こそ悪の組織、ネオアトランティスの黒幕、ガーゴイルだった。
ガーゴイルがパチンっ!と指を鳴らすと、どこにいたのか、銃を持った兵隊たちがぞろぞろと現れ、二人を取り囲む。多勢に無勢、誰が見ても万事休すだ。
しかし、グランディスもエレクトラも決して取り乱しはしない。いや、それどころが不敵な笑みさえ浮かべていた。

「このままだと、ちぃーっと厳しそうだね。」
「そうかしら?でもせっかくだから、何も見せずに勝ってしまうのも失礼ですわね。」


「「変身!!」」

そういうと二人は光に包まれた。いきなりのことに、ネオアトランティスの兵隊たちは目がくらみ、彼女たちを直視できずに顔を背ける。
すこしずつその光は小さくなり、完全に収まった時に現れた二人の衣装は先ほどとはことなっていた。

「光の使者、ギスブラック!」
「光の使者、ギスホワイト!」
「「二人はプリギス!!!」」



いきなりのことにざわめく兵隊たち。仮面をつけているから読み取れないその表情も、おそらくその中では一体何が起こったのかと目を点にしているだろう。

「ただ着替えただけで、我々に勝てると思うのかい?実に滑稽だよ。」
「ただ着替えただけと侮っていたら後悔しますわよ。」

エレクトラ改めギスホワイトは不敵な笑みを崩さぬまま、しかとガーゴイルをにらみ続ける。

「ちんたら話してないで、さっさとやりな!」

もう待っていられない、とばかりにグランディス改めギスブラックは敵兵に突っ込む。その手には小瓶が握られていた。
突然自分たちに向かってくる女に引き金を引くも、軽い身のこなしにひとつとしてその玉は当たらない。あっという間にその距離を縮めると、ギスブラックは小瓶の蓋を開けそれを振り回す。

「ダイレクトペッパーアタック!!」

先ほどの小瓶に収まっていたとは思えない量の胡椒が敵兵を襲う。粒の細かいその胡椒は仮面を物ともせず、その鼻に、目に強烈な刺激を与え、攻撃する。

「ぐわぁぁぁ!」
「は、はくしょーーん!!ひ、ひくっ、はくしょん!」

阿鼻叫喚のまさに地獄絵図。周りにいた敵兵は軒並み戦闘力を削がれている。それに追い打ちをかけるかのように、ギスブラックは二つ目の瓶を開けた。

「もうちょっと、品よく戦ってほしいものですわ。」
「戦いなんて、品を求めるもんじゃないだろ、このスットコドッコイ!」
「いくらスタイルに自信がおありでも、品がなければ殿方だってそそられませんわ」
「ふん、ペチャパイが僻んでんじゃないよ!」
「な!?そ、そんな年で子供じみたことを!」

なんとか胡椒の攻撃から逃れた、または回復した兵たちがこちらに向かってくる。その気配を察してエレクトラは自信の太ももに手を伸ばし、分厚い本を取り出した。

「研究書ハンマー!!!」

ハンマー投げよろしく、鎖に繋がったごつい本を振り回し、無作為に的に放り投げる。遠心力の加わったそれは、大の男をも容易く卒倒させた。

「それのどこに品があるってんだい!!」
「あら、学問とは教養ですわ。十分品といえるでしょう?」
「それを投げちまって品もクソもあるのかねぇ。」

二人は喚きあいながらも、次々と敵をなぎ倒していく。気付けばガーゴイルの姿は消え、立つ気力のある敵兵ももはや皆無だった。しかし、その言い合いは止まらない。
「アタシがネモ様を助けたんだ!あんたはさっさと帰りな!」
「何をおっしゃいますことやら。今日はわたくしが指揮を執ると言ったでしょう。」


ぎゃーぎゃーと姦しい女性たちを眼の前に、「どちらでもいいから早くおろしてくれ」というネモの心からの声は届かなかった。



トレース修行 (エーコー、サンソン、ガーゴイル、マリー)

ナディアアニメのトレースをしてました。

サンソンがうまくマネできないから練習しようかと思って始めたんですが、
エーコートラップにかかって、エーコーさんばっかり描いて終わりました。

エーコーさんの出演カットがいちいちカッコよすぎる!!(ノД`)




↓以下トレス画

↓このへんからエーコートラップ。エーコーさんかっこよすぎ


↓なんか危ないの来るとヘッドフォン外してオーバーリアクションなエーコーさんvvvv

↓いやそれにしたって、このかっこよさ異常

↓エーコートラップにかかって先にすすまない

↓踏まれて嬉しそうなハンソン(違

↓21話のサンソン



つかれた~~

2012年6月26日火曜日

朝だよ (サンソン)



「ふぁああ」
「サンソーン!おは・・・キャーー!!!」
「げっマリー!勝手に部屋に入るなぁっ!」


「サンソン、あんた・・・子供がいるってのに、服くらい着て寝なこの馬鹿!」
「へい・・・」

こらまてっ (サンマリ)


「こぉらー!裸で走り回るな」
「きゃはははは」



拍手ありがとうございますー^^

ブログがお絵かき掲示板状態に・・・w
SAIを入手したのですが、すごく描き易くてついつい落書きを量産してしまいますww

ある日のネモ船長 (ふしぎの海のナディア)


「俺たち目がおかしいな」
「そうだな、今日は早く寝よう」

「む・・・どうやら服を着るのを忘れていたようだ。すぐ戻る」

スタスタスタ

「「・・・・・・・・・・・・・」」


サンソンが娘溺泉かぶっちゃったら <如月さんとコラボ> (サンソン、マリー、グランディス)


ご存知先輩サンマリサイトPowdered-Sugarの如月さんが
プロットを書いてくれたものを、 漫画化させていただきました!











「俺ってばかわいーじゃねーか」
って乱馬かお前は!www

如月さん、面白いコラボありがとうございましたああ!!!
猛虎落地勢ーーー!!!




如月さんのプロット↓ 
 
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ノーチラス号グランディスの乗組員室にて
鏡台の前に座るグランディス。その手には化粧水の瓶が


マリー 「グランディスさんそれなぁに?」
姐さん 「ああこれかい?さっき中国人のクルーからもらったんだけどね」


なんて言っているが、実はノーチラス号に迷い込んだ呪泉郷の管理人から泉の水をぶんどったらしい。


姐さん 「ニャンなんちゃらっていったかね、珍しい泉の水らしいよ。肌にとってもいいんだとさ」
マリー 「へー!すごーい、マリーにも見せて見せて!」
姐さん 「ちょいとおよしよ!危ないじゃないか」


突撃してきたマリーのせいで化粧品の瓶が空を飛び


姐さん 「あーーーーーっ!!あたしの化粧水!!!」


背後で荷造りしていたサンソンにかかってしまう。


サンソン「ぶぁっ!!冷てぇっ、何しやがる!姐さんもマリーもひでぇじゃねぇか!」


叫ぶ彼を見て呆然とする二人。


サンソン「ったく、おニューのスーツが台無しだ!!……って、あれ?どうしたんです、二人とも」


ふと、鏡台に映る自分を見て


サンソン「うわぁーーーーーーっ?!!誰だぁーーーーーーーっ!!!って俺かぁーーーーーーーっ?!」


俺の体が、筋肉が!!
……と慌てふためいてはみたものの


サンソン「……あれ?でもなんか悪くない?」


などと頬を染める、筋金入りのナルシストなのであまり問題はない彼なのであった。
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2012年6月22日金曜日

手ブロでも、サンソン大好き! (サンマリ)



手ブロに落としてきました。

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らくがきパンダのぼん助さんが、
サンマリ別館を公開されましたーーー!!!

先日、ぼんちゃんの小説を一部私が漫画化したものをUPしましたが、
その元ネタ小説も公開されています!

是非行ってらっしゃいませ!
>> ぼんちゃんのサンマリサイトALAILへ


拍手ありがとうございます!

エコイコ喜ばれてるww
さすが雑食王あおぞら!

めぐ、とらにも応援ありがとーww


天国と地獄 みそさん作SSつき! (エコイコ、ふしぎの海のナディア)


↓こんなエコイコらくがき漫画をツイッタに掲載したところ、
みそさんがすばらし~~~~~小説をつけてくれました!!!!
 スクロールでどうぞ! 





天国と地獄 (みそさん筆)


この艦に拾われてからというもの、エーコーにはある日課があった。少し薄暗い廊下を、愛しの彼女を思いながら足を進める。普段は多くの船員がごった返すこ ともある医務室も、今はその殆どが艦内の点検や整備に追われ、扉の前に立つのは彼一人だった。ウィン、と聞きなれた未来的な音を立て開いた扉の中では一人 の看護師が薬品の整理を整理している。彼女は人が来たことに気付き、振り向いた先でエーコーを見つけると、いつもの暖かい笑顔を浮かべた。

「どうしたんです?サボりはいけませんよ?」

いたずらっぽく言う彼女の口元が緩む。ああだ、こうだと理由をつけて足繁く此処へ通う彼の用は世間話やくだらないことが大半だ。

「ひっどいなー。今日はちゃんと医務室向けの用事さ。」

ボ イラーでちょっとね、と、赤く爛れた手の甲を向けると、先ほどまで笑っていたイコリーナの表情は真剣な仕事モードへと変わる。決して重い火傷ではないが、 範囲は広い。すぐさま氷を少量いれた水を用意して其処に手をつけるようエーコーに指示し、彼女は薬品の並ぶ棚から小さなガラス瓶を選んだ。
冷えた手を氷水から掬いあげ、その手につく水をガーゼに吸わせると丁寧に先ほどのガラス瓶の軟膏を傷口に塗り広げていく。

「火傷、気をつけてって言ってるのに・・・。」

眉を八の字に下げてイコリーナは呟く。
普段のにこやかな彼女と対照的な今の表情が見られるのもこの火傷のおかげなのだが、何せここの乗組員は生傷が絶えない。皆していつも心配をかけてばかりなのだ。小さな罪悪感がエーコーの胸を突いた。

「ボイラーとか弄ってるとどうしても・・・。」
「もっと気をつけて作業してください。」
「・・・肝に銘じます。」

慣れた手つきで包帯を巻きつけ、最後の仕上げとテープで留める。「これでもう大丈夫ですよ」と入ってきたときと同じ笑顔をまたエーコーに向けた、・・・と同時にバチンッと音が鳴ったかと思うと、一瞬にしてその笑顔は暗闇に呑まれ暗転した。

「きゃっ!」
「停電だ。大丈夫、すぐ回復・・・」

「す るよ。」と続けようとするエーコーの喉元が声を飲んだ。胸のあたりに何かがぶつかる衝撃を感じたのだ。何が起きたのか確かめようと思い視線を落とすも、暗 闇に慣れていない目は何も捉えない。ただその衝撃のあとに、かすかに自分のものとは違う温もりが伝わって、胴体をぎゅっと締めつけられた。
もしかして、と考えた瞬間に光が戻る。落としたままの視線が捉えたのは、想像通り自分にしがみつくイコリーナの姿だった。
数秒お互いその格好のままで固まっていたが、自分が何をしているか気付いたイコリーナは慌てて「ごめんなさいっ!」と、エーコーの背に回した腕を離そうとした。しかし、それを遮るようにエーコーも彼女の背に腕を回し、体が離れてしまわぬよう優しく拘束する。

「あ、あの、エーコーさん?」
「なんだい?」
「恥ずかしいんですが・・・。」
「うん。でもまだちょっと傷が疼くんだよね。こうしてたら治りそうなんだけどいいかな?」
「んもう・・・ちょっとだけですよ?」

エーコーの位置から彼女の表情は伺えないが、わずかにのぞく耳は真っ赤に染まっている。それがとても愛おしくて、そこに口付けてしまいたい気持ちを必死に抑え込もうと葛藤していると、いきなり扉が開いた。



「イコリーナ、電気が消えたが大丈夫か・・・!」

入ってきた老人は、可愛い孫娘に毒牙をかけんとする男を見つけると、すさまじい形相でエーコーをつまみだした。
こりゃあ当分の間出入りできないな、と深いため息とともにトボトボとまた薄暗い廊下を戻るのだった。


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ぬおおおお!!!
みそさん・・・!!いつもながらみそ筆は超萌えるぞぉおお!!(ノД`)
これ読んだ後、あやうく天に召されるとこだったw
エコイコ、是非また書いてほしいっす!


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拍手、コメントありがとうございます!

お返事遅くてすみません、ありがたく見ています~~><
お返事不要で拍手してくださる方も、いつもありがとうvv




>チョコチョコさん

いつもコメントありがとうございますv
なんとなんと!!とらまゆお好きなんですかー!!
チョコチョコさんのとらまゆ見たい、すごく見たい@ @

ラスト本当たまらなかったですよね。
軽く欝になりましたw
ハッピーに終わってくれればいいのに、封印なんかしないのに。
藤田先生のいけず(ノД`)
あまりにもたまらないので、勝手に続きを描いてしまいましたw


エーコーとイコリーナv (ふしぎの海のナディア)

ナディアのエーコーとイコリーナです。


↓壊れたオルゴール直してあげるエーコー。
「やっぱり男の子ねv」的なトキメキのイコリーナ。




↓イコエコらくがき漫画(未完)
そのうち続くかも^^





攻め系マリー (サンマリ)


Twitterでサンソンが押し倒されただの何だのという話題が出て描いたもの。




↑ベッドもいいけどソファに押して座らせて、ストリップ見せ付ける映画によくあるシチュエーションもいいですよね。




うしおととら ・・・ というか、【とらと真由子】

うしおととらの、とらと真由子です!







真由子に化けたとらちゃん↓







最終話悲しすぎるので、とらちゃんの復活を勝手に描きたかった↓



しかし力尽きたw
気が向いたらまた続くかもしれません。




2012年6月20日水曜日

浜辺 (サンマリ)

先ほどツイッタログとして画像載せたのと同じものですが、
スキャンしたのでもっかい置きます。



如月さん作SS 妄想画 (サンマリ)

先日UPした、如月さんに書いていただいたSSを読んで描いたもの。
SSはナディア倉庫にあいます、当ブログ右側の*CONTENTS*よりどうぞ^^